テニスの大会にでるということ
高校からテニスを始めた高校生の1つの上達の目安である、「県大会」。
そんな県大会を目指そうとしたとき、どんな手順が必要なのでしょうか。
テニスという競技を分解すると、
- 道具を揃える
- 部活に入部する
- 練習する
- 試合に出る
- 出た試合で勝てるようになる
というプロセスが存在します。
本日は、そんななかで、
"試合に出る"
という点について書いていきたいと思います。
テニスの試合って?
テニスの試合は、
というように試合規模やレベルでランクが分かれています。
例えば、インターハイは、
①各都道府県で開催される高体連主催の予選
↓
②県大会本戦
↓
③上位者がインターハイ出場権を獲得
↓
④関東大会や近畿大会等へ
↓
⑤インターハイ本番
という流れで出場者が決まってきます。
本ブログでは、県大会に出ることを目標としている為、①と②ぐらいしか関係がありませんが、実力が上位の選手は③~というように上位大会が続いていくのです。
大まかなルール
テニスの大まかなルールは、
1点目獲得:15
2点目獲得:30
3点目獲得:40
4点目獲得:=ゲーム→1ゲーム獲得
というようにポイントが動いていきます。
その他細かいルールはこちらでは割愛しますが、
一般的に県大会予選では、
1セットマッチ:6ゲーム取った方が勝ち(6-6になったらタイブレーク)
という方式が一般的です。
所要時間はどんなに競っても1時間程度。
普通に推移すると、35分ぐらいというところでしょうか。
テニスでは、実際にボールを打ってる時間を計測すると非常に短いスポーツです。
ポイント開始→ボールを打つ→獲得/失点→次のポイントへ
という流れを繰り返す為、意外とボールを打っている時間が短いことが特徴です。
試合への出場方法
試合に出場する方法は、各都道府県で開催される高体連主催の試合であれば、各高校経由でエントリーするのが一般的です。
エントリー費用は、シングルで1500円ぐらいでしょうか。
このあたりは各都道府県で異なるので一概には言えません。
ただ、このエントリーで気をつけないといけないのは、
〆切り厳守
の一言。
顧問の先生が〆切りを忘れており、出場できなかった高校をいままで何校も見てきました。
幸い、最後の引退試合を忘れていた高校は知りませんが、その引退試合のシードを決める大会等を忘れていた場合、本来出場できた試合のポイントが入らないことになってしまう為、厳しいドローとなってしまいます。
なので、各大会の〆切りは顧問の先生やマネージャーにまかせっきりにするのではなく、部活全体で共有しておく必要があります。
試合当日の過ごし方
無事エントリーが完了し、試合前になると顧問会議などを通じて試合の対戦表(ドロー)が配られます。
その対戦表には、
試合日時や開催場所、集合時間
などの情報が書かれていますので、要確認です。
試合の集合時間に遅れると、Def.(デフォ)負けとなってしまう為、集合時間には余裕をもって到着するようにすることが肝心です。
また、予選などは各高校で行われることが多く、高校はアクセスの悪い場所や住宅地の中にあったりする為、初めて行く場所としてはハイリスクなところです。
事前に、グーグルマップやグーグルストリートビューを使い、正門の位置やアクセスを確認しておく必要もあります。
また、近所にコンビニがあるのかなどまで確認できたら満点ですね。
基本的には水や食料は足りなくなることが無いように持って行くものですが、不足した場合の備えがあると安心です。
あと、余り無いのですが、予選日が2つ設定されている場合などもあります。
6/10(土)予選ブロック1~25
6/11(日)予選ブロック26~58
という感じです。
この場合、日程間違いも発生しやすいので、日にちまでもちゃんと確認することが大切です。
あまり、高校生のうちに要項をちゃんと読んだりする習慣は無いかもしれませんが、自分が安心して試合に出場する為には、そのような事前準備も大切になってきます。
今日はここまで。
テニスで県大会を目指したときのメリット
このブログでは、テニスで県大会を目指すことを推奨しています。
では、それは何故なのでしょうか?
ここでは、その疑問について紐解いていきたいと思います。
運動系部活動への加入率について
最近、部活動の加入率の低下や顧問となる先生の負担がクローズアップされています。
文部科学省のWEBサイトを参照してみますと、
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運動部への加入状況
中学校
-男子:83%
-女子:64%
高等学校
-男子:56%
-女子:41%
引用元:
運動部活動の在り方に関する調査研究報告 (中学生・高校生のスポーツ活動に関する調査研究協力者会議)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sports/001/toushin/971201.htm
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となっており、想像よりは低いなというのが印象です。
近年は、部活動の顧問をしていることによる長時間労働・休日出勤が非常に問題となっており、それが翌日の授業準備ができないことにも繋がっていると言われています。確かに、私の高校時代のテニス部の顧問の先生も、年末年始+お盆ぐらいしか休みを取っておらず、非常に時間は長かったとおっしゃっていました。ただ、その先生自身はテニスが好きであったことから、自分が好きなスポーツの部活動の顧問をすることについては、それほど拘束感は無かったようでした。
ただ、中学校-高等学校の部活動経験者の割合が低下傾向になってきた場合、
中学校や高等学校の部活動経験者の割合が低下
↓
大学における体育会やサークル経験者の割合も低下
↓
スポーツや文化活動経験の無い学生が教員になる
↓
部活動自体の数は変わらない為、必然的に興味がない/やったことのないスポーツや文化活動の顧問へ就任することになる
↓
負担感増
というサイクルに入ってしまうと思います。
その為、国では地域を巻き込んだ指導員資格の制定などに動いているということもあり、ある程度全体的にハッピーになれる施策が望まれています。
テニスで県大会を目指すと言うこと
では、なぜこのブログではそんな状況のなかで県大会出場を目指すのでしょうか。
もちろん、顧問の先生の負担になっているという状況はありますが、情熱を持って生徒の指導にあたっている先生もいらっしゃいます。
また、高校時代になにかを頑張った経験というのはそれからの人生においても非常に有意義なものとなります。
その為、1つの目標である県大会を目指してトライしてほしいという思いからこのブログを立ち上げました。
ここでは、テニスに必要な「心・技・体」に分類し、なぜテニスで県大会を目指すのか、目指すことでどんなメリットがあるのかという点について解説したいと思います。
心
まずは、心・メンタル的な部分から少しお話したいと思います。
テニスで県大会を目指すということは、県大会の予選を勝ちあがらなければなりません。
時間は高校1年生の4月~高校3年の4月までの2年しかないのです。
その二年で、自分を県大会レベルまで持っていこうとしたとき、
・目標設定力
・徹底する力
が養われます。
自分の目的や目標を定め、それに向かって努力する力
それは、高校時代のトレーニングにより涵養できますし、その力は大学時代や就職活動をする際にはとても大切な基礎力となるのです。
技
テニスは技術も大切なスポーツです。
どれだけ運動神経が良い人が居たとしても、ラケットスポーツなどはなかなかスグに上手くなるものではありません。
空間認識能力やコーディネーション能力が必要というのは、本ブログ内でも何度かご説明しておりますが、最低限の技術があるからこそ、気持ちや体力という精神的な部分の向上にも繋がっていくのです。
その為、技術的な向上を目指し、その結果が県大会出場という客観的な結果で表される為、自分のなかの一つの指標とすることができます。
体
ここは心の部分とも繋がってきますが、体力の向上です。
健全な指針は健全な肉体に宿るとの言葉もありますが、県大会出場に向けトレーニングを積むことは自らの基礎体力の向上を意味します。
県大会の予選は1日に5試合程度をこなしますし、真夏の屋外でそれらの試合数を消化する最低限の能力として、体力が上げられると思います。
以上、テニスで県大会を目指したときのメリットを挙げてみました。
大学生になると授業やバイト、就職活動などやるべきことが増えてきますので、高校時代のようになにか1つのことをやり遂げるという達成感が薄くなってしまいがちです。
なので、是非高校からテニスを始める方々は、県大会出場というのを目指して取組んでもらいたいなと思います。
今日はここまで。
テニスで県大会に行く為に必要な技術
テニスで県大会に行こうとした場合、どのような技術が必要なのでしょうか。
県大会には、①予選②本戦があるということは、先日のブログでご紹介させて頂きました。
テニスの大会は、
1.県大会予選
2・県大会
3・各種地区大会(関東大会)
4・全国大会
という階層になっているのが一般的でとご紹介いたしました。
人数も当然下の階層が最も多く、県にも拠りますが大規模都道府県などであれば予選に出ている人数が、男子だけで2,000人近い、なんてもこともあるようです。
さて、では、本ブログが主眼に置いている「県大会出場」に向け、どのような技術的要素が必要なのでしょうか。
テニスにおける技術とは
テニスには「心・技・体」が必要と言われることが多いです。
遠くに飛ばせば良い=フルスイングが必要という訳でもなく、決められた枠に収めるスポーツでありますし、その為には身体の左側や右側を使い、身体にコーディネーションを要求する動きが複数あります。
身体のコーディネーションとは、運動連鎖とも呼ばれるのですが、身体を捻りその力をボールに伝えていくという動作のことを指します。
ただ、ひたすら遠くに飛ばせば良い競技であれば、フルパワーを出す為にどのような身体の使い方をするのかという点のみを突き詰めますが、決められた枠内に収めるという競技であれば、飛ばすぎても失点に繋がります。
その為、ちょうどいいぐらいでコートに収める技術というのが必要になります。
フォアハンド
そのなかで、最も基本となる技術がこの"フォアハンド"です。
このブログでは、基礎の基礎が必要な方でなく、少し打てるようになってきた方を対象としております為、具体的な動画などはひとまず省略させて頂きますが、フォアハンドの重要性はテニスをされている方であれば良く分かるかと思います。
一般的なテニスプレーヤーであれば、フォアハンドの方が得意という人は多い為、こちらを軸に戦術を組み立ててる方も多いのではないでしょうか。
テニスで予選を勝ち抜いていこうと思った場合、球足の遅いクレーコートでラリー戦になることがあることが多い為、一撃の速いボールというよりは、自分の70%ぐらいの力で安定感のあるボールが必要となってきます。
バックハンド
これはニガテな人が多いですよね。
一般的なテニスプレーヤーでは、
70%:フォアハンドが得意
30%:バックハンドが得意
と分かれている印象があり、このショットを一通りちゃんと打てるかどうかが、初級者~中級者の分かれ道であると言えそうです。
テニスでは、返球距離が長くなる為、クロス(対角線)に返球するほうがミスが少なくなるのですが、このバックハンドをきっちりクロスに返せる人というのは試合運びが相当ラクになると思います。
ボレー
これは前述の2つ、フォアハンドとバックハンドと比較すると優先度は低くなります。
ただ、このショットを使いこなせるようになった場合、試合運びはバックハンドが打てる以上にラクになること間違いなしです。
一般的に、県大会予選に出場してくる90%位の選手は、フォアハンドが得意な人が多いです。
その得意というのも、軟式上がりで球が速かったり、ミスがフォアハンドのみ少なかったり、まちまちな基準です。
ただ、そのようにフォア一辺倒の人が多いのであれば、自分がバックハンドやボレーができれば相当に優位に試合を進めていけることは自明のことです。
サーブ
現在開催されている、全仏オープンを見ていると、球足の遅いクレーコートであっても非常に強烈なサーブが決まっています。
一般的なテニスプレーヤーがプロの試合を見ると、もっと強烈なサーブ打たなきゃという使命感に駆られがちなのですが、実際はそんなこと全くありません!
確率の良いファーストラービスと、あわよくば相手のバックハンドを狙えるサーブがあれば十分です。
むしろ、サーブ力を向上させるというよりは、ストローク力の向上のほうが試合の戦績に直接効いてくる可能性が高いと思います。
体力
この体力については、あればあるほど困ることはありません。
県大会の予選は4~6試合を1日で消化しなければなりません。そうなると必然的に体力がいるようになります。
体力切れを起こすと、人間は正常な判断を下すことが出来なくなってしまう為、特に夏の大会前までには体力の向上が必要です。
体力を向上させるには、
・LSD(ロングスローディスタンス)
=ゆっくり長い距離を走り、心肺機能を向上させるトレーニング
・インターバルトレーニング
=高強度間欠性運動と言われ、急激に心拍数をUPさせる⇒数十秒のレスト⇒急激に心拍数をUPさせる、というようなサイクルの運動です。
非常にキツいですが、心臓が1回で送り出す血液量を増加させることとのできるトレーニングである為、効果は覿面です。
以上、いかがでしたでしょうか?
今日はテニスで県大会に行く為に必要な運動プログラムなど取り上げてみました。
今日はここまで!
テニスで県大会に行く為に必要な道具
さあ、あなたは高校1年生です。
4月に入学式やオリエンテーションを終え、部活動を選択する時期になりました。
Q:サッカー部に入りますか
⇒はい
いいえ
ここで"はい"を選択した場合、本ブログは終了してしまいますw
本当にありがとうございました。
Q:軟式テニス部に入りますか
⇒はい
いいえ
ここで軟式テニス部に入った場合も、本ブログは終了です。
中学まで一大勢力を誇っていた軟式テニスも高校になるとその数は少し減ってしまいます。
県にもよりますが、県大会の出場ぐらいは競技人口の関係で比較的簡単なようです。
Q:硬式テニス部に入りますか
⇒はい
はい
ここは、なにが何でも"はい"を選択するしかありません。
・・・おめでとうございます。
貴方は晴れて、●▲×高校の硬式テニス部の部員となりました!!
さて、では本記事の目次をば。
テニスで県大会に行く為に必要な道具って?
最近テニスをしているジュニア(~中学生)の方が増えてきています。
これは、もう完全に錦織圭選手の影響ですね。
錦織圭選手が台頭してくるまでは、日本人のテニス選手なんてテニス好き以外は全く知らなかったと思います。
それが、朝のニュース番組やNHKでも報道されるようになり、一気に知名度がUPしました。
錦織圭選手は、
2007年:プロ転向
2007年:286位
2008年:63位
2009年:418位
2010年:98位
2011年:25位
2012年:19位
2013年:17位
2014年:5位
2015年:4位
2016年:5位
と着々とTOPの階段を上がっていっています。
その影響で、テニスを始めるジュニアが増えていったのですね。
その影響によって、地域のテニススクールはジュニアクラスが満員というところが増えているようです。
ただ、そうすると、困ってくるのは"高校からテニスを始めようとした高校生"たちです。
テニスは比較的感覚的な部分が大切なスポーツであると共に、陸上や野球のように、
・ひたすら前を向いて速ければいい
・とにかく遠くへボールを飛ばせればいい
というスポーツではなく、決められた枠のなかに「収める」必要があります。
この「収める」という動作には、
・ボールの速さ・高さなどを認識する/空間認知能力
・ラケットを振り出すスピードや角度を決める/コーディネーション能力
・正しい位置まで移動する/フットワーク能力
など、カラダの何点かを使い、組み合わせた動作を行う必要があります。
これが、難しいんですよね。
なので、必然的に小さなときからやっているジュニアが優位に立ちますし、
ブログの前の記事で書いた県大会の上位選手などは、幼少期からテニスに触れている選手が多くなってきます。
けど、県大会にいくのにその様な選手に勝つ必要はありません。
なぜなら、そのような選手とは県大会以降でしか当たりませんので・・・
では、その県大会に行くまでにどのような道具がまずは必要になるのでしょうか。
ラケット
テニスをするには当然これが必要です。
メーカーも日本メーカー(ブリヂストン・ヨネックス・トアルソン・ゴーセンなど)から
海外メーカー(バボラ・ウィルソン・ヘッド・プリンスなど)までたくさんの種類があります。
有名選手の使用でいくと、
マレー:ヘッド
ジョコビッチ:ヘッド
ワウリンカ:ヨネックス
ナダル:バボラ
フェデラー:ウィルソン
ラオニッチ:ウィルソン
ティエム:バボラ
チリッチ:ヘッド
錦織:ウィルソン
ズベレフ:ヘッド
という感じです。
プロは重さやグロメット数で少しカスタムされたものを使用していますが、これからテニスを初めていこうという方は、
上記の様な有名メーカーのラケットを選択すれば問題ありません。
シューズ
これも、当然必要ですよね。
テニスは様々なサーフェースで実施されています。
四大大会だけをとってみても、
オーストラリアンオープン:ハードコート
フレンチオープン:砂
ウィンブルドン:芝
全米オープン:ハードコート
といろいろです。
ただ、日本は特殊で、上記には当てはまらない"オムニコート"と呼ばれる砂入人工芝のコートが一般的です。
これは、日本とオーストラリアなどでしか使用されていないとされ、一般愛好家は使いやすいコートなのですが、
世界的な大会をすることが認められていないコートサーフェースとなります。
また、一般的な高校はまだまだ砂のクレーコートであることが多い為、
新入生=オムニ・クレー用のテニスシューズを選ぶ
ことが最も良いと思います。
ウエア
これも、必要なものです。当たり前ですが・・・
このときに注意して欲しいのは、
試合はJTA(日本テニス協会)のルールブックに準拠したウエアを使用する必要がある
ということです。ロゴの位置やマークの大きさなどが事細かに決められています。
試合によっては、正しいウエアでないと試合に出させてもらえないこともある為、
この点については非常に気にして選んだほうが良いと思います。
また、試合中に着替えたりすることも考え、ルール準拠品が3着はあったほうが良いと思います。
それに、
土曜日:ダブルス予選
日曜日:シングルス予選
というように予選は連続することが多い為、予備は必須です。
バッグ
これは特にルールなど無いので、何でもいいです。
一番カッコよくて強く見えそうなのを探しましょうw
容量は大きくて困ることはありません。
着替えやテーピング、替えのグリップテープなど、複数の準備物はあります為、
それらを収納できるバッグとなると必然的に容量は大きくなってしまいます。
結構、テニスを始めたばっかりだと小さいのを選びがちですが、容量が大きいほうがオススメです。
今日はここまで!
テニスデビューして県大会を目指すには
高校生から硬式テニスを始める人は多いですよね。
日本では、中学まで軟式テニスが幅を利かせていますが、高校からは硬式テニスの人口が爆発的に増えます。
なぜ日本で軟式テニスが幅を利かせているのかというのは、日本的な旧態依然とした問題がありますので、
それはそれで今回とは別問題。その問題だけでブログ1本書けるような闇の深さかもしれません。
最近は、錦織圭選手の活躍でジュニア(~中学生)で硬式テニスに触れる子どもが多く、
地元のテニススクールなどのジュニアクラスは多くの人で溢れかえっているようです。
このブログでは、高校生で硬式テニスを始め、1つの目標である県大会に行くことができるように
ブログ記事を書いていきたいと思います。
目次
なぜ県大会を目指すのか
なんで、「市民大会」でも「地区大会」でもなく、『県大会』を目指すのでしょうか?
別に目指さなくてもいいんじゃないの?
そう思う人もいるかもしれません。
ただ、高校3年間といいながらも実際は高校3年の5月に引退するとすると、2年間しか部活生活はありません。
部活が終わると、基本的には受験勉強が始まってしまいます。
もちろん、強豪選手は高校3年の夏のインターハイ、全日本ジュニアのような上位大会に出場できますが、
そんな選手は各県で多くて2~3人しかいません。大半の選手は高校3年の5月で終わってしまうのです。
なので、そんな短くも熱い2年間を過ごす為に、ひとつの目標として『県大会』を目指してもいいんじゃないでしょうか?
県大会とは?
そもそも、県大会ってなに?という人が大半だと思います。
相当地方にいくと、出場人数が少なすぎていきなり県大会へというような地区(都道府県)もあると聞きますが、
そんなのは非常に稀です。一般的には、
①県予選
↓
②県大会
↓
③各広域大会(※試合規模に拠る:関東大会・近畿大会等)
↓
④全国大会(※試合規模に拠る)
というステップで勝ちあがると上に進んでいきます。
県予選には何人ぐらいでてるの?
人数的な割合を見てみると、
①県予選
例えば、本戦80ドローで本戦選手シード選手が16人いるとした場合、
予選ドローは64人(=64ブロック)です。
で、大規模都道府県になると、1ブロックに30人ぐらいはいたりしますので、
64ブロック×30人=1,920名
の高校生が予選に出場しているということになります。
かなりの人数ですよね。
1,920人のなかから、64人しか出れない大会、それが県大会なのです。
県大会には何人ぐらいでてくるの?
県大会の予選ブロックが、大会にはよりますが64ブロックだったとすると、
当然予選を勝ち上がって県大会へ駒を進めた猛者は、64人です。
ただ、これってあくまでも"プチ猛者"なんですよね。
県大会の予選を勝ちあがる(=本戦へと駒を進めると言います)と、
県大会のドローは、
シード選手:16名
予選上がり選手:64名
合計:80名
のものができあがり、その80名で上位大会を目指して鎬を削りあいます。
ただ、先ほどなぜ1,920名の予選を勝ちあがった64名の本戦選手が"プチ猛者"なのかというと、
本戦シード選手は、
それらが相手にならないぐらい強い
からですw
県大会に出場している人種は?
県大会には、
予選上がりの選手:64名ぐらい
+
本戦シード選手:16名ぐらい
で構成されています。
構成の出身校を見ると、
予選上がり選手:
公立高校の強豪と呼ばれる選手+私立高校の下位選手(といっても強い)
本戦シード選手:
大半が私立高校の選手・公立高校出身者であってもジュニア期からテニスをしていた者
という感じが一般的です。
なので、高校時代からテニスを始めた選手が、本戦シード選手となるには非常に厳しい現実があります。
ただ、予選を勝ちあがることは可能です。
次の記事では、どうやって予選を戦っているのかについて記載していってみたいと思います。
これからいろいろとお世話になります。
お付き合い頂けますと幸いです。よろしくお願いします。
今日はここまで。